想像する力
こんにちは、マッキーです。
先日、お散歩で行ったお寺に梅がなっていました。
触ってみるとほわほわで心がほぐれる、笑
さて、下記の文章。
これは、私が敬愛する写真家、星野道夫さんの文章です。
オオカミの徘徊する世界がどこかに存在すると意識できること・・・。
それは想像力という見えない豊かさをもたらし、僕たちが誰なのか、今どこにいるのかを教え続けてくれるような気がするのだ。
中学生の頃の道夫少年は、毎朝電車に乗りながら、北海道にいる熊のことを想像しているような、そんな少年だったと言います。
私が最初にこの文章に出会ったのは、就職して数か月が経った頃。
銀座松屋で開催されていた星野さんの写真展でした。
(このブログにも同じ時のことが。笑)
“毎日をとにかくこなして、余計なものは入ってこないように”
そんな風に自分の世界を狭く閉じて、守っていた頃でした。
でも、この文章と、星野さんが撮影した雪原を歩く二頭のオオカミの写真を前にしたら、急に私の中にあった“想像する”という力が駆け出してきたような、そんな感覚になったことを覚えています。
“そうか。
今、私がこうしている時も、アラスカではオオカミが歩いているのかもしれない”
そう想像してみた途端、きゅっと閉じていた感覚が広い海に流れ込むようにほどけていきました。
そして、
「なんて自分は狭い世界にいたんだろう」
そう思ったのです。
そして、こんなことばも。
これらは、アインシュタインのことばです。
想像力は知識より大切だ。
知識には限界がある。
想像力は世界を包み込む。
想像力がすべてだ。
それは人生でこれから起こることの予告編である。
今は正確な情報や知識が大切な時ですね。
でも、その精査が難しく感じることもあります。
物理的にも精神的にも狭い世界に閉じ込められているように感じることも多いかもしれません。
でも、人には『想像力』という素敵な力があって。
それはアートセラピーの世界での醍醐味でもあるのですが、誰にでも備わっているもの。
落ち着いたら、こんなことをしてみたいな。
あ、今日はこんな気持ちで過ごせたら素敵かも。
もしくは、
アマゾンの奥深くに立つ木は今頃雨に濡れているのだろうか、風を浴びているのだろうか、近くにはどんな生き物がいるんだろう。
そんな想像もちょっとほっとしますね。
本を読んだり、音楽を聴いたり、アートをしたり。
そんな風に、自分の想像力を自由にのびのびさせてあげられる時間。
それは、自分の世界をもう一度生き生きとさせてくれる魔法みたいな時間だなと思うのです。
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少しでも優しい時間がたくさん流れますように。