アートセラピストの「アートと暮らす」

アートセラピストとして活動するクエストのスタッフが現場の声をお伝えします。アートセラピー情報もタイムリーにお届けします。

大好きな場所

 

こんにちは、マッキーです。

昨日からグンと春らしくなりましたね。

 

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おうちのお花たちも元気です。

 

昨日家に帰ってから、体は疲れているのに、何度か「しあわせでなぁ」とつぶやいている自分に気づいて、笑ってしまいました。

 

昨日は、主宰している親子のアートワークセラピー教室『心のアトリエ』の修了式だったのです。



こんなご時世なので、クラス開催にあたって、母体のNPO法人子ども未来研究所ではたくさんの検討が重ねられました。


3月前半のクラスは、全教室延期と決まり、一気に心も体もあわただしくなって。

15年以上クラスをやってきて、延期というのは実ははじめての体験です。

震災直後の電車が復旧してなくて、停電が続いていた時も変わらず開催していたので、
「この出来事をどうとらえるか」
このことにとても向き合った2週間でもありました。


そして、さらに検討を重ねた結果、
感染を予防するための、
開催場所についてや健康状態の管理、
当日の関わり方、
どんなワークをするのか...
かなり細かく開催のための条件が整えられ、準備がされ、開催できた昨日。

 


みんなと顔を合わせられたこと自体が、
とてもしあわせに感じられました。


この場所は、私が「アートセラピストになりたい」と思う前から、私が実現したかった場所ともいえます。



もとをたどれば幼稚園の頃ですね。

自分が幼稚園児でありながら、私は幼稚園の先生に憧れて、自分もなりたくて。

でも、成長するにつれ、どこかでそのことは脇に置いて、現実との調整がはじまりました。


幼稚園の先生になるための学校に行ったわけでもない。
それはよくある“子どもの頃に描いていた夢”。
そんな風に、私の中ではカテゴライズされていました。

 


でも、アートセラピーを学びはじめて、自分の声をきくようになって。
気が付いたら、子ども達とアートワークをする場をつくる立場になっていました。

 

実際に場を持つと、大変なこともたくさんあります。

たとえば、今回のような騒動が起きた時も、いっぱい心が動くし、考えるし、心配にもなるし、決断も求められるし、実際的な調整もものすごく必要になる。


「アトリエをやっていなかったら、こんな風に煩わされないで平穏に過ごせたのかもしれない」

そんな風にすら、実際に感じたことも。

 

でも。
でも、なのです。

 

どうしても、それに勝ってしまう体験があるんですよね。
自分が望んだ場所には、間違いなく。

ここに書いたこともまさにそんな体験) 

 昨日のほんの数時間の中にも、しあわせしかなかったです。

 

顔を見る。
話をする。
一緒にアートをする。
一緒に笑う。
ただ隣にいる。
最後にバイバイって手を振って別れる。


そのどれも大事な瞬間の連続でした。


最後だったので、お母さんや子ども達からもたくさんメッセージをいただいた中に、こんなメッセージもあって。

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「大好きだよ」を伝え合うことは多いのですが、
6歳の女の子から「あいしてるね」って言われたのははじめて。笑

15年以上やってようが、何人の子ども達と関わっていようが、まだまだびっくりすることがたくさんある。

それが子ども達関わっているうえでの最大の魅力かもしれません。



昨日一人一人がつくった「おまもり」が、これから始まる新しい一年のみんなをたくさん守ってくれますよう。



ほとんどの子が卒業しちゃうので、とても寂しいですが、また私たちも4月から新しい子たちを迎え、大切に場所をつくっていきたいと思います。


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私がつくったお守り。リュックにつけます。



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