アートセラピストの「アートと暮らす」

アートセラピストとして活動するクエストのスタッフが現場の声をお伝えします。アートセラピー情報もタイムリーにお届けします。

アートセラピーとわたし Part1

こんにちは、恭子です。

これから4回にわたり、アートセラピーとわたしについて綴ります。

少しずつ思い出しながらアートセラピーとの出会いから現在、

そして今後について綴りながら何かに辿りついたらいいなと思っています。

 

 

アートセラピーとの出会い

私はアートセラピーに出会う前、色彩関係の仕事をしていました。

色彩に関する講座の講師やパーソナルカラーアナリストとして

活動していた時には、様々な人と関わる機会がありました。

そのような中、人の心にもう少し寄り添えるようになりたい、

これまでやってきた仕事をさらに充実させていきたい、

そして、何かオリジナルの要素を加えて提供していけるようにしたいという

想いがありました。

カラーセラピーはありましたが、色だけではない、他に何かないのかな。。。

と探していた時にアートセラピーというものを知り、

「なんだか面白そう!知識や技術を学んで今の仕事に活かしていけそうだな。」

そう感じて受講することにしました。

 

最初の頃は学ぶ内容も体験することも新鮮で、

表現したものを通して話をすることも楽しかったのを思い出します。

自分に関してはただただ「楽しい」ということ。

と同時に周りの受講生が少しずつ変化していくことを目の当たりにして、

「楽しいだけではなく、アートには力がある」と、

周りの様子から実感したのでした。

どちらかというと、私は客観的な立場でその場にいたのでしょう。

 

それがアート表現を積み重ね、毎回宿題のレポートで自分のことを振り返り、

最終的には試験を受けている最中に、

「自分のことを自分でこんなふうに捉えていたのか!」

「私にはこんな可能性があるのか!」

ハッと腑に落ちたのです。

 

いろいろあるのですが、その一つに、

『すぐに白黒はっきりとつけようとしていたり、

この自分はよしこの自分は違うと区別しようとしていたり、

それは私ではないと認めていなかったり。。。』

 

「関わる人のその人らしさや可能性に寄り添っていきたいと思っている私が、

まずありのままの自分に寄り添っていきたいな。」

「この自分は好ましいとか好ましくないとか区別するのではない、

どの可能性も受け止めていきたいな。」

このようなことは頭ではわかっていたし既にしているつもりでしたが、

その大切さや自分を全体として捉えることの豊かさが身にしみる瞬間となり、

試験の最中に身体中にあたたかいものが流れていくのが感じられたのです。

 

その時のアート表現は今でも私の心の中に宿っていて、

パワーを与えてくれる大切な存在なのです。

 

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 次回につづく。。。

 

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