アートセラピストの「アートと暮らす」

アートセラピストとして活動するクエストのスタッフが現場の声をお伝えします。アートセラピー情報もタイムリーにお届けします。

「本当の自分を出すのは悪いことじゃないし、怖いことじゃない」

こんにちは、マッキーです。

 

先日、10月からスタートしたアートアウェアネスコースが修了式を迎えました。

 

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一人ひとりイメージしたというお花をいただきました!小分けにして毎日楽しんでいます。うれしい。

 

このコースは、クエストの、そして内閣府所管(一財)生涯学習開発財団認定のアートワークセラピスト資格が取得できるプログラムです。

 

“ アートには、見えない心が表現されている。”

そんなアートに寄り添っていくセラピストだからこそ、心のことを理解しておくことは大切で、アートを通して心理を学んでいく半年間でした。

 

さらに、セラピストとして大事なことは、
《 人に寄り添う前に自分が自分に寄り添う 》というトレーニングを必ずしているということ。

 

人の心は唯一無二で、繊細でもあれば、しぶとくもある。

ささいなことで壊れそうになるかと思えば、あまりにも大きな困難の前で思いがけないタフさを発揮することもある。


そんな「人の心」に寄り添うのであれば、まずは自分が自分の心に寄り添う。

その体験をしている人こそが、はじめて「人の心」に寄り添えるのではないかと感じています。

なので、このコースでは、理論も学ぶし、たくさんの知識も身に着きます。

 

アートに心がどんな風に表われるのかも、身をもってたくさん体験できます。

 

そして、それと同時に、『自分を知る』ということをたくさんしていくのです。

 

そんな半年間を終えようとしている時、受講生の口から出てきたのは、

 

「自分の好きなことを思い出した」

「自由に生きていっていいと思える自分に出会えた」

「いろいろな経験をしてきたみんな(クラスメイト)が自分のことも見てくれる。そのことに最初は驚きだったけれど、その体験を通して、自分が豊かになった気がする」

 

そんな自分自身や、一緒に受講した仲間を承認することばばかりでした。

 

そのなかでも、特に私が印象に残ったのは、

 「本当の自分を出すのは悪いことじゃないし、怖いことじゃない」

 たからかに語るのでもなく、静かにそう話す、ある受講生の言葉でした。

 

もしかしたら、もしかしたらですが、この言葉がでてくるということは、

「本当の自分を出すのは悪いこと。怖いこと。」

そんな想いが今まで彼女のどこかにあったのかもしれません。

 

私自身そう思っていたことはあったし、今でも時々そんな想いが顔を出すことがあります。


そうして、本当の自分をおさえて、隠して、周りに受け入れられやすい仮面をつけて、振舞い慣れてしまうから、“本当の自分”に出会うことが怖くさえなってしまう。

 

でも、その怖さはまやかしで、

本当の自分を表現しないまま生きていくことの方がずっとずっと怖い。

 

...ということも、人はきっとどこかで知っていて、だからこそ、悩んだリ、迷ったりするのではないかなと思います。

 

でも、修了式での受講生のみんなの姿は、なんだか愛らしくて、すがすがしくて、のびやかで、個性的で。


つまりは、ただ、その人がその人らしくあるという姿でした。

 

その姿の美しいことといったら!!

 

もしかしたら、自分では気づいていないかもしれないけれど、その気づかないところもまた人間らしいのかもなぁ。。。笑

 

たくさん学んで、

たくさん笑って、

 

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たくさんアートして、

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私にとっても、とてもしあわせな時間でした。

これからも一緒にアートセラピーを、自分を知るという旅を続けていきましょう。

 

 半年間、おつかれさまでした!

 

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