視点を変えること。
こんにちは、マッキーです。
春の気配を感じられるようになってきましたね。
うちの植物たちも心なしか生き生きしてきました!
が、そんな陽気にもかかわらず、先日とても落ち込むことがありました。
「あぁ、こんなこと起こらないで欲しかった」
心臓をぎゅっとつかまれたような感覚に。。
しばらく焦って、焦って、茫然として。
何をしてても気持ちが入らないので、おもむろにテーブルの上のキャンドルに火を灯してみたり。笑
でも、それがすごくよかったです。
色々余計なことを考えてしまいそうだったので、ひたすら火を見続ける。
→また考えそうになる→いやな感情もわいてくる→火を見る→考える→感じる→火を見る...の繰り返し。
ゆらゆらゆら。
ゆらゆらゆら。
一瞬たりともじっとしていない火を見ていたら、まるで生きているみたいだな、そしてふと、オーロラみたいだなと思ったんです。
アラスカに今まで2回行ったことがあって、そこで見たオーロラは、人間にはどうやっても手におえない空を舞台に、好き勝手に舞う女王様のようでした。
怖いくらいに美しかったんです。見惚れました。
そして、オーロラが消えた後も雪の上に寝転んで空を見上げていた私の顔の上で、どんどん空の色が変わっていき、気づいたら、白に近い水色の朝の光が辺り一面広がっていました。
一瞬たりとも同じ姿でとどまらない、その光の存在は、ものすごい生命力の象徴のようで。
畏怖もあるけれど、とても安心する。
そんな光の存在を、その日キャンドルの火を見ながら、久しぶりに思い出しました。
ずっと同じではないからこそ、私は光にとても惹きつけられる。
もしそうなのだとしたら、今の私はずっと同じ形でいたい(落ち込むようなことは起こってほしくない。変化は嫌い。そのままでいたい。)と願っているからこその苦しみなのかもしれないと。
オーロラや夜から朝へうつりかわる空の光のように、刻々と変化していくそのさまに私がこんなに惹かれるのだとしたら、私もそんな風に、ゆらめきながら変化を楽しみながら生きてみてもいいのかもしれない。
今回の落ち込む出来事も単なるゆらめきの一つかもしれない。
そして、もし今の私を客観的に見たら、炎のようにゆらゆらゆらめいて、美しいかもしれない、とすら笑
そんな風に視点が変化して、気が付いたら随分と気持ちが楽になっていました。
で、思ったのです。
あぁ、忘れてた!!この視点!!
私がアートセラピーで受け取ったものは、まさにこの視点だったじゃないか!と。
つい日頃は、狭い視野で物事を見がちになってしまう。
でも、アートをすると思いもしない視点が私の中にひきおきて、ふっと楽になることがたくさんある。
そう。だから、私はアートセラピーが好きだったんだ。
そんなことも思い出しました。
今週の土曜日から、私が講師をさせていただく初級的なアートセラピーの講座「心をケアするツールとしてのアートセラピー講座」がはじまるのですが、そこで、私はアートセラピーの何を大切にお伝えしようかなとずっと考えていました。
そして、今思うのは、それはまさにこの「視点」のことかもしれない、と。
一度体験すれば、あとは思い出せばいいだけ。
思い出せれば、日常で大変だったり、いやだなーと思ったり、くーーーってなった瞬間に、ぶはっと視点を変えて見られるようになっている。
そんな体験を講座でも、受講生のみなさんと体験していきます!
アラスカで飛行機から撮ったマッキリー(デナリ)。いつかまた会いに行きたい。
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